映画「メビウス」では、浮気された嫉妬のあまり、極端な行動に出てしまった妻が描写されています。
いくら浮気されてしまったからといって、あんな方法で仕返しすると、映画の家族みたいにとんでもない結果が待ち受けてしまいそうです。
たしかに、配偶者や恋人に浮気されてしまったら、「絶対に許せない!」「ギャフンと言わせたい!」と怒りを感じる方は少なくないでしょう。
しかし、暴力的手段では罪に問われてしまいます。
今回は、違法ではない範囲で浮気した不届き者を懲らしめることのできる報復方法をご紹介します。
浮気した配偶者に報復する方法はたくさんあります。
ここでは、違法ではない範囲のちょっとした浮気の報復・仕返しの方法を6つ挙げますので、ぜひひとつの案として参考になさってみてはいかがでしょうか?
相手の親が信頼できる方々の場合は、積極的に相談してみるという制裁方法があります。
親に自分の浮気がバレた配偶者や恋人は、かなり気まずくなります。きつく咎めてもらえば、浮気を反省してくれるかもしれません。
ただし、なかには自分の娘や息子が浮気をしたというのに、娘や息子の肩を持つ人もいます。相談しても良い人物か否かは見極める必要があるでしょう。
小遣い制を導入している家庭の場合、浮気をしたペナルティとしてお小遣いを減らしましょう。
浮気の前科があるときは「つぎに浮気したら○○万円!」と決めているカップルもいるようです。ぜひそのルールの運用を考えてみてください。
ただ、あなたが家庭の柱であり、浮気した配偶者が専業主婦(夫)の場合、ある程度のお金を渡さなければ生活が立ち行かなくなりますし、経済的DVになってしまうケースもありますので慎重に。
今後、浮気をしないという念書を書いてもらいましょう。
浮気相手と関係を継続させることが心配な場合は、「〇〇とは二度とふたりで会わない。会ったことが発覚したら、……する」など、具体的に記載しておくのが良いでしょう。
とんでもない条件などを提示するのはよくありませんので、きちんとした浮気についての誓約書を作成したい場合は、弁護士や行政書士に間に入ってもらうことも検討しましょう。
浮気した相手へ仕返しとして、家事を多く負担してもらいましょう。家事は、重労働です。
浮気の制裁として労働を課すというのは、理にかなっています。短期間ではなく、たとえば、一年単位でお風呂掃除とトイレ掃除を任せてしまうというのもいいでしょう。一年間続けることで、「自分は浮気して、配偶者を裏切ってしまったんだ」ということを何度も考え続けることになります。ただこちらも、やりすぎは厳禁です。
狙っていたブランド品や、高価なエステなどの代金を支払ってもらう制裁もありでしょう。ただし、「もうモノをプレゼントしたから罪は償った」と相手が考えてしまう可能性もありますので、浮気の仕返しにはさじ加減が必要です。
とくに経済的に余裕がある人の場合、ブランドのカバンひとつで浮気が許されるのなら安いものだと考えるでしょう。報復をしたいなら、相手に痛手を負わせる方がベターです。ですから、物を買うことで償ってもらう場合、相手がどれくらい出費したら痛手を受けるのかを見極める必要があるといえます。通常、不倫の慰謝料は50万〜300万円だと言われています。
配偶者があなたを愛し、必要としている場合、一番の報復は、すっぱりと別れることです。
ただし、あまりにも配偶者や恋人が浮気相手に入れ込んでしまっている場合は、まったく仕返しになりませんので、そこは注意しましょう。
あなたが決然と立ち去ることで、配偶者はとんでもない過ちを犯してしまったことに気がつくでしょう。子供がいる夫婦の場合、離婚するとなれば、配偶者はあなただけでなく子どもをも失う可能性もでてきます。
また、さまざまな理由からすぐには離婚できない・別れられないという場合は、まずは実家に帰るなどの、ちょっとした家出はどうでしょうか。別居なども考えてみましょう。
浮気されてしまったら、当然感情的になります。
怒りや悲しみが胸に渦巻くでしょう。その感情を晴らすためにも、浮気者である当事者に反省してもらうことが必要です。
そのためにも、冷静に仕返し・制裁行動を取ってください。当たり前ですが、決して映画「メビウス」の妻のように、浮気の怒りのあまり、夫や息子にナイフを向けることのないようにしましょう。
相手を脅迫したり、殴ったり、肉体的に傷つけたりするのは違法であり、刑事事件に発展する可能性が大きいのでやめておきましょう。いきすぎた報復は、結局はあなた自身が傷つき、損をするのです。
上記のようなちょっとした方法で、浮気されてしまったことによる心の痛みが少しでも軽減できることを祈っています。